ひらかた大菊人形を見に行ってきました。
明治43年、京阪電車の、天満橋・五条間の開通とともに開幕した菊人形は、明治、大正、昭和、平成と移りゆく時代とともに、今年で96年、多くの人達を魅了してきましたが、その菊人形も今年が最後になるようです。
菊人形は、菊師、人形師、大道具、小道具、証明技師、など専門的な職人の丹念な技で作りあげられます。 水やりは、一日二回、それでも十日もすれば、着せ替えが必要になるようです。菊は生き物ですから、一瞬も同じ状態ではないのですね。菊師が真剣に着せ替えの作業をされています。
長年頑張ってこられた菊師の方々も高齢化、後継者が育たず、今年が最後、こうして伝統が無くなってしまうのは本当に残念に思いますね。
ひらかた菊人形展は、昭和39年に「赤穂浪士」を取り上げて以来、NHKの大河ドラマがテーマになっています。
今年は義経です。ドラマの中から九場面が再現されていました。
平日ならゆっくり見れるかと思ったのですが、会場の前に行くと長蛇の列です。少しづつ進んで30分、やっと会場に入れました。 館内は菊の香りでいっぱいでした。